ヘッドホンの修理

気まぐれで,2013年から使っているヘッドホンのイヤーパッドを交換しました.

ヘッドホン
修理後のBeats by Dr.Dre Studio V2.
後継モデルが旧型AirPodsと同世代という骨董品.
音質がよく,ノイズキャンセリング付きで,Bluetooth接続ができるのでお気に入りです.

交換は簡単だったので途中の写真はありません.詳しくはこのサイトを見てください.

1699円のイヤーパッドを買いました.なんでもいいと思います.自分のと同じモデルの写真があったのでたまたまこれを選びました.

この拷問器具みたいなツールが接着剤を剥がすのに便利でした.

作用点として先端をパッドにおき,傷つけたくない本体側に支点としてヘラの湾曲部が触れるようにすると安心です.

結果

イヤーパッド
劣化したイヤーパッド
フェイクレザーが剥がれはじめた当初は破片が煩わしかった気がします.
完全に剥がれてからここ数年は普通に使っていました.
新しいイヤーパッドと比べると縮んでいました.

音が近くに感じられるようになりました.
また,音漏れ耐性が回復しました.

装着感

古い方より新しい方が装着感について優れていました.

新しい方は古い方より1.5倍厚いです.
古い方は劣化して縮小したようです.

通気性

新しい方より古い方が通気性・涼しさについて優れていました.

通気性がよさそうな交換用イヤーパッドはありませんでした.
フェイクレザーにこだわる理由がある,例えば音響特性に優れていたりするのかもしれません.

イヤーパッドのフェイクレザーを剥がそうとしました.
フェイクレザーを加水分解して薬剤カプセルに作り替える闇の技術があると聞いたことがあるのですが,ポリウレタンのみ腐食させ他のプラスチックを残すのは難しいので断念しました.
音質向上のためエピフォン・カジノの塗装を剥がしたジョン・レノンの行動力はすさまじいです.

音響特性が通気性とトレードオフの関係なら,保温性とは簡単に両立できそうですよね

ポリウレタンについて

今,3Dプリンタの防音・保温用エンクロージャを設計しているのですが,奇しくも防音材はフェイクレザーと同じポリウレタン製です.

防音材を断熱材の代用とすれば安く施工できそうですが,熱による劣化を勘定にいれるときちんと機能を分担させた方がよさそうです.

まとめ

自分で修理するとお得なのでおすすめです.ほな