換気扇の修理

換気扇UF-23Aを修理しました.

目次

ネジの除去

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M4×25ナベ頭小ネジがなめました.3つの工具を試しました.

 トラスねじバイス

今回はネジ山がつぶれ,強く固着していたので役に立ちませんでした.
ペンチより咥えやすいです.普通のなめたネジを回すにはこれで十分だと思います*1

 ネジとりインパク

強い土台・バイスが使える環境でインパクトを叩く必要があります.
換気扇は宙吊りで,また天井の石膏パネルも弱いので使えませんでした.

 なめたネジはずしビット

これで外しました.
インパクト非推奨と書いてあるのでドリルドライバか大出力のインパクトドライバを使った方が良さそうです.
10.8 V,110 N・mのインパクトドライバを使ったら一瞬インパクトがかかってしまいました.   f:id:otori334:20200908072244j:plain

ベアリングの交換

ベアリング

両ベアリングはサビて軸に固着していました.
サビを落とした後の嵌め合いは気にしなくていいと思います*2
ファンに近いベアリングは転動体がサビて回らなくなっていました.

ヤプー

ツメが隙間に入らず,そのままでは使えませんでした.
ステンレス片*3・ミニバイスと組み合わせて使いました.
楽にベアリングを引き抜けました*4

ベアリングプーラ

試してませんがこのベアリングプーラならすぐ使えたと思います.

凍結浸透ルブ

プーラで外せない場合はこれを使うつもりでした.
ほかにバーナで炙る方法もあるようです*5

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プラスチックの修復

左ネジ

ABS製シロッコファンは鉄製の軸に袋ナットで固定されていました.
軸が左ネジ*6だと気づかずに締め続け,ファンの軸を破損しました.

プラリペア

欠けた破片はプラリペアで修復しました.
修復から時間を置かず再固定したら歪みました.

プラリペア 型取りくん

一応修理は成功しましたが歪みが気になります.
気が向いたら型取りくんを使って再修復したいです.
3Dプリンタの買い時かもしれません.

注意

  • 活線作業時にアース線の絶縁を怠ると漏電します*7
  • 実動テストをする際,素手で固定子を持つと感電します.
  • ベアリングにCRC 5-56を吹くと油膜切れして長持ちしません*8

参考記事

自分で修理すると楽しいしお得なのでおすすめです.ほな  

*1:トラスねじバイスは3つのうちもっとも手軽な工具ですが,役に立たないことが多そうです.なぜならばなめたネジにはなめるだけの厄介な理由があるはずなので

*2:回転子と一体化した軸に2つのベアリングが嵌めてあります.ハウジングは両ベアリングを固定子に拘束します.シロッコファンから遠いベアリングと回転子の間にはバネが入ってます.バネは回転子をファンの方向へ押し下げます.ファンに近いベアリングでは,ピンが軸との位置決めをします.

*3:ステンレス片はプーラーを半分分解して手に入れました.

*4:プーラを使った結果,ベアリングのシールがへこんだのが気になりました.ベアリングを再利用するなら更に工夫が必要です.

*5:問題ないはずですが,焼きが入る感じがきもちわるいのでやりたくないです.

*6:左ネジは普通のネジとは逆向きに作用します.

*7:アース線と活線が触れると漏電遮断機が働きます.漏電遮断機は原理上,短絡した活線のHot, Coldを問わず,例えば片切スイッチがオフでも漏電を検知します.ブレーカを落として作業しましょう.

*8:参考記事CRC 5-56を吹いてますが,やってることは脱脂と同じです.ベアリングが長持ちしません.余計なことはしない方がいいと思います.